入居者が契約書に署名・押印する前に、不動産会社では必ず「重要事項説明」を行う。物件や契約の内容を、再度確認しよう。
● 十分な理解でトラブル防止
契約に先立って不動産会社から「重要事項説明」を受ける。重要事項説明とは、宅地建物取引主任者が「重要事項説明書」を入居希望者に示して、物件内容や契約内容を再度確認してもらい、トラブルを未然に防ごうというもの。宅地建物取引業法で定められた大事な手続きなのだ。
この説明書には、賃貸物件の住所・構造・部屋の面積・間取り・家賃・家賃以外に支払うお金 ( 敷金・礼金など ) の額・禁止事項などが記載されている。また、水道・電気・ガス・排水などの一般的な設備のほかに、冷暖房・オートロック・BS端子・ケーブルTVなどの付帯設備についても記載されている。
● 重要事項説明書は大切に保管
重要事項説明書は、契約書に署名・押印する前の最終チェックなので、不明点はその場で必ず確認する。また重要事項説明書には、契約書に記載されていないことも書かれているので、必ず保管しておくこと。
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